1998年入社

片野 敦文

番組制作ディレクター

1998年
入社 編集部配属
報道情報番組の映像編集を担当
2005年
報道制作部に異動
テレビ朝日「スーパーモーニング」ディレクター
2011年
テレビ朝日「モーニングバード!」ディレクター
2013年
テレビ朝日「報道ステーション」ディレクター

Q1.フレックスを志望した理由は?

就職について深く考えてなかったのですが、単純に自分がやってて楽しいほうが長続きすると思い、パッと頭に浮かんだのが映像関係の仕事でした。中でもフレックスを志望した理由は、テレビの報道以外にも、当時インターネット関連のイベントなどを行っている部署があり、まだ世の中に出始めだった「マルチメディア」というワードに魅力を感じて応募しました。「テレビの仕事もできるし、それ以外のことも色々できそうだな」と思えたのが決め手でした。

Q2.職場はどんな雰囲気?

私の勤務先であるテレビ朝日「報道ステーション」のスタッフルームには、地上波・BS・ABEMA等の放送が常に流れていて、テレビっ子には申し分ない環境ですが、ゆっくり見ている余裕はなく、他局のニュースも常にチェックしながら、その日の仕事を進めています。夜になり、放送時間が近づくとキャスターやプロデューサーとの打ち合わせもあり、徐々にピリピリ感が増していきます。さらに大きなニュースが発生すると報道フロアに怒号が飛び交うことも・・・。最初はビックリしますが、皆より良い放送のためで、悪気はないです。

Q3.仕事をしていて一番嬉しかったことは?

当たり前のことですが、取材相手の思いをきちんと伝えられたとき。例えば、震災で被災した方の取材ではどうしても悲しい伝え方になります。当初は、それが一番寄り添う報道姿勢だったかもしれませんが、時間が経つにつれ「悲観的ばかりじゃなく、次の被害を防ぐことにつながるような伝え方をしてほしい」という方もいます。伝える側の決めつけではなく、取材相手が本当に伝えたいことを形にできたとき、またそれを感謝されたとき、放送してよかったと思いました。

Q4.仕事をしていて一番大変だったことは?

体力的に一番キツかった取材がありました。大学の研究チームに同行し、「冬の日本海を2週間航行しながら近年の大雪の原因を探る」という取材でした。気象観測は毎時間行う必要があるため研究チームは6時間交代で観測作業をしました。が、取材班は私1人だったため最長36時間、交代なしで撮影することに・・・。海も予想以上に大荒れで恐怖と眠気との闘いでしたが、観測自体は成功して良い研究結果が得られ、放送の反響も良かったので報われました。

Q5.仕事で大事にしていることは?

1つは「放送されない話も大事にすること」。取材をしても放送では一部しか伝えられないことがありますが、その日は放送されなかった話が、その後より深い取材につながることもあります。もう一つは「テレビならではの伝え方」。今は『テレビよりネットやSNSのほうが詳しい情報がわかる』という人もいると思いますが、テレビには老若男女、不特定多数に見てもらえるメリットがあります。あらゆる層を意識した伝え方を常に考えるようにしています。

Q6.仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時?

テレビっ子だったので単純ですが、自分が企画した取材や編集のときに最もやりがいを感じます。取材先を見つけて、カメラマンと共に取材し、編集マンとVTRをつくる過程は「みんなで何かを創りあげている」という充実感があります。ただ時々やりがいを感じすぎて突っ走ると、完成したVTRを見たプロデューサーからダメ出しされることも・・・ただ、それも含めて、みんなと七転八倒しながら放送に至るまでのプロセスには「やりがい」を感じます。

Q7.フレックスの良いところは?

東京・六本木近辺に本社があるので、田舎の親せきに自慢できる。本社ビルの1階がEXシアターで、アーティストのライブなどでにぎやか。普通の会社よりキッチリしてなくて上下関係もあまり厳しくない。テレビの報道関係以外にも色んな部署があるので、入ってから自分に合った仕事を見つけることもできる。異動もしやすい。未完成で発展途上の会社なので「こういうことがやってみたい」という自分なりのプランがあれば、新しいことにも挑戦できる可能性がある。

Q8.求職者へのメッセージ

今はテレビを全く見ない若者も多く、テレビの仕事に魅力を感じない人も多いと思います。そんな時代でも「テレビや報道の仕事がしたい」と思う方は、ぜひ選択の1つに入れてください。「テレビを見なくなった世代」だからこそ、新しく創造できるものがあると思います。と、偉そうに言ってる私は、深い考えもなく入社して25年続けています。軽い気持ちでも真剣な気持ちでも、フレックスでもそうじゃなくても、仕事を通じて皆さんが自分の可能性を見つけられれば、それで良いと思います。

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