1995年入社

撮影(カメラ)

1995年
入社 報道技術部に配属 
テレビ朝日報道局で勤務
ニュース現場でビデオエンジニアとして音声や照明を担当
1998年
カメラマン
ニュース現場の撮影を担当
2022年
エキスパートカメラマン(高度な知識・技術を有する専門職)

Q1.フレックスを志望した理由は?

音楽が好きだったのでレコード会社を受けようと思っていました。
しかし、参加した会社説明会で想像していた感じと違っていたため企業への就職はしないつもりでいた時、上京当時からお世話になった方がたまたまフレックス創始者で「うちにきてカメラマンを目指してみるのはどうか」と言われたのがきっかけです。
クリエイティブなモノづくりをする仕事に憧れていたので受けてみることにしたが、実はカメラのことも全く知らず、テレビニュースもほとんど見たことがありませんでした。

Q2.職場はどんな雰囲気?

30年近く前の入社当時の職場(テレビ朝日の報道フロアやカメラマンの控室など)はタバコの煙が立ち上るピリピリした緊張感のある正直に言って怖い雰囲気。まさに職人たちのたまり場といった感じでした。でも、そんな所が堪らなく刺激的で怖いもの見たさで通っていたことを思い出します。
今はさすがにそんなことはなく、アットホームな感じの雰囲気な職場ですが、仕事に対する真剣な姿勢や放送前の緊張感はまさに「生」を扱う報道の現場そのものであることは昔と一緒です。

Q3.仕事をしていて一番嬉しかったことは?

報道の仕事は「生死」を扱うことが多い。
とかくこれまで事件の被害者や遺族は社会や裁判制度の中で権利が与えられていませんでした。そうした声をなかなか上げられない被害者遺族の思いを伝え続けることで世論が動き、政治も動いて、2004年「犯罪被害者基本法」という被害者の権利や利益を守る法律が制定されました。
自分たちが伝えたニュースで世の中の見方が変わり、救われる人が生まれたということは報道する立場としてこんなに意義あることはありません。

Q4.仕事をしていて一番大変だったことは?

伝えるためには映像を押さえなければいけない。事件・災害など突然日常を奪われた人に対してカメラを向けて取材することは一般常識からみても不謹慎な行為です。それでも伝えるためにはどうするべきか、毎回葛藤しながら自問自答を繰り返しています。

Q5.仕事で大事にしていることは?

相手に寄り添い、話を聞くこと。
場合によってはカメラを置くこともあります。以前、災害被害を受けた方の取材をしたケースでは、カメラを回す(回させてもらう)までに2年半かかったこともありました。こちらの放送や配信の時間と取材相手の心の準備にかかる時間は同じではないからです。
相手の心の根っこを知りたければ取材させてもらう我々自身も曝け出す必要があります。ある種、濃密な時間を過ごすことになりました。その結果、2年半待たないと撮れない映像が撮ることが出来ました。

Q6.仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時?

取材相手や上司、仕事仲間から頼られる時。
テレビという仕事は実にたくさんのスタッフが働いていて、私の勤務先であるテレビ朝日報道局の取材部には、カメラマンだけでも50人以上います。その中で自分にしか描けない映像観を求められる時があります。
そうしてつくられた映像作品やニュースがマスメディアの媒体を通して膨大な視聴者に届くというのは、「表現者」として最高のやりがいと責任を感じます。そして、取材相手に「あなたに撮影してもらってよかった」と言われると全てが報われます。

Q7.フレックスの良いところは?

やりたい事があればそれを実行出来る環境があること。
まずはとても充実した手厚いカリキュラムで仕事を覚える事が出来ます。普段なかなか経験出来ない現場を取材出来るので日々充実すると思います。
また、新たな分野での挑戦やアイデアをサポートしてくれる会社だと思っています。

Q8.求職者へのメッセージ

やりたいことがある人は実現出来るし、やりたいことが分からなくても仕事のやり方次第で見つけることが出来る会社だと思います。
これは30年近く働いていて本当に実感しています。とことん自分の可能性を試して欲しいです。若い人たちの持つ感性や能力で映像業界に新たな風を送ってください。

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