1996年入社

編集(エディター)

1996年
入社 編集部配属
テレビ朝日報道局で勤務
報道情報番組の映像編集を担当
2022年
エキスパートエディター(高度な知識・技術を有する専門職)

Q1.フレックスを志望した理由は?

「ニュースステーション」「ザ・スクープ」「朝まで生テレビ!」。こういった報道情報番組を学生時代、夢中になって見ていました。次第に扱われている内容への興味から、作り手の姿にも敬意と憧れを抱くように。紛争も災害も事件もその場に足を運ぶ誰かがいなければ伝わりません。
”テレビ朝日・報道・現場”、これがフレックスを志望するに至ったキーワードでした。

Q2.職場はどんな雰囲気?

【フラットな関係性】
役職を問わず「さん」付けで呼び合える雰囲気。
【結束】
地震等、緊急性の高い仕事を任された編集マンがいれば、どこからともなく人が集まり、サポートをしようとします。反射的に動ける事が編集部の強みの一つ。
【礼儀】
仕事が終われば「○○さん、さっきは有難う」「またよろしくお願いします」と必ず挨拶して終わるイメージがあります。
【多彩な個性】
映画の編集に携わる者、素早く仕事を仕上げる判断力と技量を持つ者、教えることに長けた者。機械・ソフトウェアに強かったり、中韓英仏露通訳要らずの語学力があったり。ここに集っている部員は各々特徴を持ち、評価されています。

Q3.仕事をしていて一番嬉しかったことは?

映像編集として関わった作品(テレビ朝日ザ・スクープ スペシャル 戦後68年特別企画 原発と原爆~日本の原子力とアメリカの影~)が、国連が共催する世界最大規模の国際コンクール「ニューヨークフェスティバル」の政治部門で金賞(国際情勢部門では銅賞)を受賞したことです。ディレクター、カメラマンの熱意に引っ張られ、勉強させてもらいながら納品。原稿に初めて目を通した時、その内容に衝撃を受けたことが忘れられません。世界の舞台で数十名の審査員に響いたことが、何より嬉しかったです。

Q4.仕事をしていて一番大変だったことは?

直感を言語化すること。
具体例ですぐ頭に浮かんだのは「選挙ステーション」のCG、スタジオ背景映像作成。編集部の仕事にはデザインに関わる分野も存在します。
「何故この色を選んだのか?」「円柱が回転し続けるモチーフの意味は?」「飽きずに見られる画作りでお願いしたい」。
番組の要望と質問を受け止め、答えを映像にして提示。その意図を言語化し、及第点を越えていく事は”大変”でした。
理屈と感性、どちらでジャッジされても耐え得る言葉は何か?後から考えれば、曖昧だった自分自身を理解する作業だったと思います。

Q5.仕事で大事にしていることは?

信頼の置ける情報発信を心掛けること。
私はニュースを知る事が大事な生活の一部です。疑義を持ったニュースソースには手が伸びません。一方、これは他者の事を言っているようで正に自分への戒め。写し鏡の関係です。
意見、論評が含まれるVTR作成では、まず制作陣の狙いや想いを細部まで聞き出し、整理します。その上で客観的に情報の正確性を確認します。思い入れが強くなる傾向にあるディレクター・記者を、一歩引いた所からアドバイスする事を心掛けています。ナレーションで「~です。」と我々が断定して言い切って良いのか?「~とされています。」「~とのことです。」と伝聞横流しに弱めるのか?
映像にも同様の注意を払っています。別人を使っていないか?場所と時間は正しいのか?カットの並びを変えただけで意味が変わるのが編集の世界。多大な労力をかけた作品・ニュースも、1つの誤情報や偏りで台無し。何より情報の受け手に不利益を与えることになります。責任感を持って臨まないといけない仕事です。

Q6.仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時?

ここ数年間、新人・若手教育に携わらせてもらっています。人の学びを支え、それが自分の成長にも繋がっています。”生徒”から”同僚”に変わっていく力強い姿を追う仕事に「やりがい」を感じます。
編集作業においては、制作陣の狙いや想いと自分が同調した時に「やりがい」を感じます。そういった場合、何年経っても強い仲間意識が残りますし、新しい仕事につながっていきます。

Q7.フレックスの良いところは?

「前向きな適応力」です。
時代の要求する企業の在り方や、業界を取り巻く環境は停滞を許しません。ここにお世話になって約30年が経ち、変わり続ける会社を見て来ました。
フレックスは報道を基幹に据えながらも、新たな事業分野に翼を広げて来ています。ここに集う人々の職場環境も変わり続けています。時代のニーズに合わせ、学ぶ意欲を後押しする施策、子育てから人材の活躍支援まで変化のベクトルは多様です。そして、これからも変わり続けていくのでしょう。

Q8.求職者へのメッセージ

フレックスには変わる力があると話しましたが、次の時代にその原動力となるのがみなさんだろうと信じています。あなたの力をここでふるってください。声を響かせてください。一緒に一歩前へ進みましょう。

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