Q1.フレックスを志望した理由は?
前職で他局になりますが、毎日放送される経済番組を担当していましたが、長期取材で企業ものの特集を作ってみたいと思い、フレックスへ転職。番組ディレクターとして、当時、硬派な特集を放送していた「サンデープロジェクト」に配属されました。ところが蓋を開けてみたら、特集を専門とするチームではなく、政治家が毎週スタジオに来て、司会の田原聡一朗さんと討論する討論担当のチームになりました。政治の世界は初めてで一から勉強でしたが、政治や政策、選挙が身近になり刺激のある毎日でした。
Q2.職場はどんな雰囲気?
企画制作部のコンテンツ制作は、ベテランから若手まで年齢層は幅広く、和気あいあいとした雰囲気です。最近は20代の若手が増えていて、デザインや編集などクリエイティブな仕事にも挑戦しています。ベテラン勢は番組ディレクター出身者がほとんどで、みんな面倒見が良く優しいですが、心は熱いです。私のように子育てをしながら働いている女性ディレクターもいます。
Q3.仕事をしていて一番嬉しかったことは?
ある地方自治体の観光動画を公募プロポーザル(コンペ形式)で獲得した時は本当に嬉しかったです。チームで入念にリサーチをし、自画自賛ですが、これ以上できないというほど完成度を高めた企画提案書を作りました。この提案書を作成するために、実際にもう1人のディレクターとその地域を訪れ、観光スポットを見て歩きました。観光動画を作るのも初めてでしたが、自分たちが思い描いたものが動画になる喜びを感じました。特に三味線奏者に動画のために作曲をお願いし、稲穂の中で演奏してくれた撮影は心に鮮明に記憶されています。
Q4.仕事をしていて一番大変だったことは?
コンテンツ制作は、官公庁や自治体の仕事をすることも多いです。これはコンペのような方法で、自分たちで応募、企画提案して獲得していく仕事です。最初はやり方が分からず、不採用の連続で、精神的にも辛かったです。また、仕事を獲得しても、映像や撮影のことを理解してもらう大変さや、先方が何を望んでいるのかが掴みきれないなど、コミュニケーションの大切さを実感しました。テレビ制作の当たり前が通用しない仕事を経験し、多少成長できたと思います。
Q5.仕事で大事にしていることは?
当たり前ですが、最善を尽くすことです。取材前はなるべくリサーチに時間を使い、疑問点がなくなるように心がけています。また、誰に見てもらいたいのかを意識して制作にあたると、構成や編集もスムーズに出来る気がしますし、自分のモチベーション維持にもつながります。
Q6.仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時?
自治体の仕事をするようになり、テレビの視聴者ではない、誰かに向けて動画を作る機会が増えました。東京都の公式YouTubeチャンネル「東京動画」もこれまで何本か担当しました。制作目的が、「東京都の知られざる伝統芸能やマイナーな高校の部活を知ってもらう」であったり、「東京都のLGBT施策や若者向け悩み相談室を知ってもらう」だったりします。テレビ番組制作では、このようなテーマで10分前後の特集を作る機会はありませんので、身近な事柄をじっくり制作できる楽しみがあります。自分も勉強になりますし、小学生の娘にも見てもらえるような動画が作れることにも、やりがいを感じています。
Q7.フレックスの良いところは?
福利厚生がしっかりしているところです。産休・育休から復職、時短勤務を経験しましたが、とてもスムーズで手当てなどもあります。コンテンツ制作は、比較的仕事の裁量を自分で決められるので、子育ての合間を見つけて仕事をしたり、在宅に切り替えたりなど、柔軟な働き方ができると思います。また、職場では「家庭優先でいい」と温かい言葉をかけてもらっており、子どもが突然熱を出した時などは、気兼ねなく休め、子育てをしながら働きやすい環境だと感じています。
Q8.求職者へのメッセージ
コンテンツ制作は、テレビ番組制作から、官公庁・自治体の動画制作まで幅広い映像制作が経験できます。また、仕事を獲得するところから、撮影・編集を経て納品までの一連を経験できるので、達成感を感じられる仕事だと思います。テレビ番組の特集を制作してみたい方はもちろんのこと、映像で新しいことにチャレンジしてみたい方、デザインや編集に興味のある方も活躍できるチャンスがあると思います。