2017年入社

アーカイブ

2017年
入社 アーカイブ部 報道ライブラリー配属
テレビ朝日技術局アーカイブ運用センターで勤務
ニュース映像の保存、管理、運用業務
アーカイブシステムの開発支援

Q1.フレックスを志望した理由は?

2011年東日本大震災。「この震災を後世に伝えたい」この思いが始まりでした。
風化させないという意味では文や写真など様々な方法がありますが、今後震災を全く知らない世代に伝える手段として「映像」は何よりも強いと感じました。私は当時、現場の津波の映像を見て被害の大きさを実感し、出来事を考えるきっかけとなりました。過去の出来事の教訓を未来に伝えるために欠かせない映像を管理、運用するアーカイブの仕事に強い興味を持ちました。

Q2.職場はどんな雰囲気?

穏やかな人が多く雰囲気は和やかです。学生時代サッカーしかやってこなかった私が育ってきた環境とは遠く、体育会系な面は良い意味でほとんどありません。
チームとして働くことを大事にしており、「見て覚えて」というより「どんどん聞いて覚えて」という環境のため、何もわからなかった新人時代もすぐに馴染めました。
著名人死去など過去映像が欠かせない速報ニュースが入ると、映像を手配し、放送に繋げるため一気にスイッチが入ることもあり、ONとOFFがはっきりしている部署だと思います。
子育て中のスタッフも多く、働きやすい環境、雰囲気もアーカイブ部の特徴です。

Q3.仕事をしていて一番嬉しかったことは?

東日本大震災から10年を迎えた2021年、例年より多くの過去映像が様々な番組で使用されました。当時の映像はもちろん、復興の歴史として、私が入社後(2017年以降)にデータ登録した映像も使用されました。「過去の映像を未来に繋げる」日頃意識していることが形となった瞬間でした。正確にデータを登録していたからこそ、10年後にも貴重な映像として使用されている場を見て、アーカイブの仕事の意義の大きさを感じました。
時には直視できない凄惨な映像等もある中で、そういった映像も含め未来に生かすため「残すこと」「記録すること」の大切さを感じ、入社前に描いていたやりたい仕事が出来ている実感も持てました。

Q4.仕事をしていて一番大変だったことは?

2019年、テレビ朝日では映像ファイルベースシステムが稼働しました。これまで、テープやディスクなどのメディアで管理していた映像が、転送ボタン一つで映像ファイルとして必要な番組に届くようになりました。アーカイブ部そしてテレビ朝日として大きな転換期で、様々な苦労もありました。度重なる運用の検証を進める中で、システムの理解度において自分の力のなさを実感する期間でした。
携わったのはほんの一部ですが、立ち上げに関わることができたことは私の財産、その後の糧となりました。先輩には厳しくも優しく助けていただき、入社間もない私にこのような仕事を任せてもらえる環境に嬉しさも感じました。常に変化のある職場であることも認識し、そこに対応する難しさと同時に楽しさも感じられました。

Q5.仕事で大事にしていることは?

必要な映像をいつでも素早く使用できる環境を維持することです。
テレビ朝日には現在約300万件の映像素材が保管されていますが、必要な時に使用できなければ意味がありません。映像検索でヒットしやすいデータ登録を意識しています。
映像の価値は時代や環境の変化、事件の動きなどによって変わります。事件発生当時の近隣住民へのインタビュー映像に重要人物が映っていたと判明すること、官僚が会見で何気なく発した言葉がのちに注目を浴びることもあります。価値が高まった時に素早く放送に出せるように管理することを大切にしています。どんな人でもいち早く映像を提供できるよう後輩の指導や、組織として映像を素早く手配できる環境作りも意識してます。
管理する映像には見た人の心を動かす社会的影響力の大きい映像も存在します。国民が知るために貴重な財産を管理しているという責任感を持って取り組んでいます。

Q6.仕事で「やりがい」を感じるのはどんな時?

災害や事件をはじめ、出来事を将来に残していくことにやりがいを感じます。東日本大震災が起きた3月11日前後には毎年番組で大きく取り上げられます。当時の津波、被災者の声など多くの過去映像が使われます。大きな出来事から~年という節目には過去映像が特にニュースで多く使われるアーカイブの見せ場です。依頼が来て用意するだけでなく、「こんな映像あります」と提案することもあります。それが放送で使用されると、正確に情報を入力していた成果を実感できます。日頃の放送でもアーカイブ映像は多く使用されています。
すぐに成果が出ることは多くないかもしれませんが、1年後、100年後、あるいは1000年後に私たちが行っている業務の意味が出てくるということもアーカイブ部の魅力だと思います。

Q7.フレックスの良いところは?

フレックスの強みとして、ニュース番組の制作をワンストップで完結できることがあります。企画→取材→撮影→編集→保存の工程すべてにフレックスのスタッフが関わっており、部署を越えて一緒に働くことも多いです。その中で共通して感じることは「人の良さ」です。一人一人が真面目で優しく、「映像」「ニュース」に対して情熱を持つ人ばかりです。
何かあれば話を聞いてくれる部内の仲間、いつも気にかけてくれる人事部等、話を聞いてくれる環境も十分にあり安心して働けています。

Q8.求職者へのメッセージ

様々な手段で映像が見られる時代ですが、テレビ朝日のアーカイブほど過去映像を体系的に管理しており、インターネット戦線で戦ううえで大きな強みであり、その価値はさらに高まると考えています。
アーカイブの仕事がわからない、事務的なイメージが強いという方も多かったかもしれませんが、制作現場の一端にいる意識でみんな仕事をしています。速報ニュースが入ると必要な過去映像を検索し、1秒でも早く編集に提供します。その速度はどこにも負けないと思います。
「伝える」ことに真摯に向き合うスタッフが揃うフレックスに興味を持っていただけたら幸いです。このページを見ていただいた方と一緒に働けることを楽しみに待ってます!

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